アゲハの求愛

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今日も梅雨の晴れ間・・・っていうか晴れてばっかりだが。
そんな訳で、ヒメジョオンの森は蝶やアブ、そしてハナムグリなんかもいて賑やかである。
しかし、何故かミツバチの類はあまり見かけない。またノアザミには沢山集まっていた黒系のアゲハもあまり来ない。虫にもそれぞれ好みがあるんだろう。
アゲハが吸密している所を撮っていたら、もう一匹アゲハが来て、盛んに自分の羽根を見せ付けるようにホバリングを始めた。
ははあ、吸蜜しているのがメスでアピールしているのがオスなんだろうな。しかしまあ、羽根がメスに当たってパサパサ音がしている、ある意味ウザイほどのアピールぶりだがメスはひたすら吸蜜中。
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そうこうしているうちにライバル出現。しかしこのライバル君はさほど熱烈になりきれないようで、背後から様子をうかがっているのみ。うーむ、蝶の世界も求愛の上手いヤツ下手なヤツがいるっていうのか?
それでもメスは相変わらず吸蜜中。栄養つけなくちゃ!ってことなのだろうが・・・。
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 更にアピール。熱烈君は決してベストポジションを明渡すことなく頑張ってる。これはもう上手い下手の問題と言うよりは、必死さの問題かもしれない。思わず熱烈君を応援したくなる。メスのほうはそろそろオスが気になりだしたようだ。
この後、メスは吸蜜をやめてしばらく様子をみていたが、不意に熱烈君と一緒に飛び立ち二匹で寄り添いながらどんどん上空へ昇っていく。それはもう、結構な速さで昇っていき、すぐに見失ってしまったのだが・・・。
透過光に映える木々の葉の間を抜けて爽やか色の青空へと二匹でダンスをしながら舞い昇っていく様は・・・なんだかとても美しいというか、とてつもなく神聖なものを見たような気すらしてシャッターを押すのも忘れて茫然と見送っている自分がいた。
Canon EOS20D
EF100mm F2.8 Macro USM

2件のコメント

  1. 引き続きカマキリの求愛もリクエストしてみたかったりするのですが、この場合、rogiさんのコメントはいかに展開することやら(笑)

  2. うーん、カマキリの求愛ですか。見たことないんですが、実際にこの目で見てみたらまた違った感想になるかも知れない・・・。
     しかしマクロレンズで撮っているときにカマキリに睨まれると、こちらのほうが遥かに大きいにもかかわらず喰われるんじゃないかとゾッとすることがあります。人間でよかった~。

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