キカラスウリ

 何故か今年はカラスウリが咲いている所を見つけることが出来ない。朝になってしぼんでしまった花はよく見かけるのだが、いざカメラを持って夜中にうろついて見ても見つけられないということが何度かあった。
 今日は夕方、日が沈んでからまだ明るいうちにそれらしいツボミを見つけることが出来たのでカメラをセットして花が開く様子を撮ってみようと思ったのだが・・・。

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ここまで大体15分間隔で1時間が経過している。くるっと丸まっていた花冠が開きながら垂れ下がるように拡がっていく様子がわかる。
しかしこれはカラスウリじゃなくてキカラスウリじゃないか・・・うーむ。

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ウリ科カラスウリ属

更に2時間後。すっかり展張して出来上がり。
カラスウリに較べてキカラスウリは花冠の裂片の先が広くちょっと野暮ったい感じがする。またカラスウリが朝にはしぼんでしまうのに対してキカラスウリは夜が明けてもまだしばらくは咲き続けるようだ。この辺りの差別化にはきっと何かの意味があるのだろうと思うが、本当の意味は神のみぞ知るだ。
よくNHKなどのTV番組で生き物の不思議な生態とか宇宙の有様を解説していたりするが、「へぇ~!」と思う反面、「本当かよ!もっともらしい事を言っているけど結局現時点で判っていることからの推測だろ?」なんて思ってしまう自分はへそ曲がりなのかもしれない。しかし科学って結局は「宇宙」という巨大なシステムを極小部分である地球上からハッキングしているようなものだと思う。まだまだ判らないことが沢山あって当然。さも判ったような顔をするのはそれこそおかしいと思うんですがね・・・。
まあそんな話はいいとして、またしても夜の女王カラスウリを撮る事が出来なかった。残念。
OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO
FL-40

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