2006年6月アーカイブ

今年もネジバナが咲く季節になった。
小さくて可憐な花なので自宅に持ち帰って鉢植えにしたが、うまく育たないというのはよくあることらしい。

Wikipediaを見ると、ネジバナの根はとても太短くてそれだけでは充分な養分吸収が出来ず菌根菌の働きに強く依存しているのではないかと思われる。だから栽培が難しいのではないだろうかといった趣旨のことが書かれていた。

nejibana02.jpg
ラン科ネジバナ属
OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5

菌根菌は、土中に菌糸を伸ばして栄養塩を植物の根に送り込む一方で、植物の根から糖など炭水化物を得るという具合に植物の根に寄生するというよりは共生関係にあるものらしい。この菌根菌はあまり養分の無い土壌でこそその能力をフルに発揮するが、養分の豊富な土壌ではあまり成長しないそうだ。この辺もうまく栽培できない原因になっているのかもしれない。

できれば道端のネジバナはそっとしておいてやって欲しいものだ。被写体としてもそのほうが魅力的だしね。

ところでよく思うのだが、この地球の主役はこういった微生物たちなのかもしれない と。
以前ネイチャーアクアリウムに凝っていた時に経験したのだが水槽でも底床内の微生物環境がうまく出来上がらないと瞬く間にコケがビッシリと生えてしまって鑑賞どころではない。だが微生物環境がうまく出来上がると水は輝き、水草も魚もとても美しくなるのだ。

人間の体内にも腸内細菌などがいて消化を助けているし、もっとスケールを大きくすると地球の大気組成さえこういった微生物によるところが大きいという。

まあ、あくまで主役は人間で彼らはただの舞台装置に過ぎないという考え方をする人もいるだろう。というか人間としてはそう考える方が健全かも知れないが(笑)

ソクズ

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梅雨前線が南に下がったおかげで涼しかった鹿児島。だが明日はまた前線が北上するとのことで、ムシムシしそうである。

sokuzu01.jpg
スイカズラ科ニワトコ属
OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5

海岸近くの道端の藪で生い茂るソクズが白い花をつけている。
白い花の中に黄色の玉のようなものが見えるのだが、ここに蜜をためているらしい。その代わり一つ一つの花には蜜がないそうだ。蜜腺の集中運用?なかなか合理化が進んでいるようだ(笑)

sokuzu02.jpg

黒猫Maukie

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ついつい拾ってきてしまった黒猫のMaukie君。
もともとブログパーツという訳ではないのだが。


最近訪問した幾つかのブログで見かけたこのMaukie君、最初はよくあるブログペットの類いだろうと思いあまり興味がなかったのだが、ふとマウスカーソルを近づけて見ると・・・

おっ?見てるぞ?

で、いろいろ動かして見たらこれが結構楽しい。いい歳をしたオッサンがついつい遊んでしまうのだ(笑)

このMaukie君はここ(Maukie Home)で配布されている。といってもこの方が作成したのではなく作者不明のflash素材らしい。

詳しくは先のリンク先を見て欲しいが、作者不明ゆえに著作権がどうなるのか曖昧な点があるが今のところはフリー素材として利用しても構わないようだ。(と理解した)

設置方法については「Maukie 設置方法」とかで検索をかければ沢山のサイトがヒットするのでここで敢えて説明する事もないだろう。

それにしてもこのMaukie君、よくできてるなぁ。変にキャラクター化されていないし動きも中々リアルで可愛いのだ。耳がプルプルするところなんか堪りません(笑)というわけで右のサイドバーで飼う事にしました。

このところの蒸し暑さには参ってしまう。一体湿度は何パーセントあるんだろう?曇っているくせに体にまとわり付いてくる重たい空気が実に暑苦しい。

九州の北部ではかなりの大雨になっているらしい。しかし去年もそうだったのだが、鹿児島にはあまり降っていないのだ。前線が北にずれている?ようで、これも何となく温暖化の影響なのかなと考えてしまう。実際ベニトンボやアオビタイトンボなど従来南西諸島から鹿児島の南部が北限だったものがどんどん北上して九州各地で見られるようになってきているらしい。

murasakikatabami3.jpg
カタバミ科カタバミ属

林道の道端に咲いていたムラサキカタバミ。もうちょっと淡い色のものが多いと思うのだがここのものはやけに色が濃くて鮮やかだった。

私の手持ちの図鑑にはただ日本では結実しないとだけ書いてあるのだが、これは日本を含む温帯ではオシベが不稔で花粉ができないためのようだ。だからオシベの先(葯)の部分が白い・・・あれ?ここまで書いて気付いた。葯が白いのも花粉が出来ないのも確かだが、だから葯の色が白なのかどうかは知らないのだ。

murasakikatabami4.jpg

原産地の南米では結実するのだろうが、その葯は何色なのだろう?と学名Oxalis corymbosaで検索して見たところこんなページが見つかった。ここの写真で見る限り葯は黄色であるようだ。

うーん、参照先のサイトがどこの国のどのようなサイトなのか・・・読めない(というか何語なのかすら不明)のでさっぱり判らないのだが(汗)見た目は確かに葯の色が違うだけのムラサキカタバミに見える。という訳でイマイチ不確かで申し訳無いのだが原産地(あるいは熱帯地域)のムラサキカタバミには花粉が出来て、その色は黄色であるらしい。原文が読める方、あるいは専門家の方がいらっしゃったらツッコミよろしくお願いします。

Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

うーん、どうしようかな・・・。今日の写真はやめといたほうがいいかもなぁ。

と思いつつも結局UPしてしまったのだが。

鹿児島に来て驚いた事の一つなのだが、戸外の草むらにゴキブリが居るのだ。しかも奴らは結構簡単に飛んで見せるので実にいまいましい。うわっ、こっちに来るんじゃねえっ!(笑)

さすが南国鹿児島。ゴキブリの種類も多い。しかも戸外で普通にゴキブリが見られるなんて、と感心していたのだが今日見た奴は良く見ると家の中にいる奴とは種類が違っていた。

手持ちの昆虫図鑑によるとマダラゴキブリという奴で九州南部から沖縄に掛けての森林に生息しているそうである。なんでも日本には50種類以上のゴキブリがいるのだが、ほとんどは人間の生活とは関係の無い森の住人なのだそうだ。

そうか~、別物だったんだな。ちょっと戸外のゴキブリに対する認識が変わった・・・といってもやっぱりゴキブリだしなあ。やっぱりこっちに飛んでくると、うわっ、こっちに来るんじゃねえ!と叫んでしまいそうだ(笑)

madaragokiburi01.jpg
ゴキブリ目マダラゴキブリ科
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

雨の林道

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天気予報はこの先何日も降雨が続くと告げており、まさに梅雨真っ盛りとなった。

雨の林道を登って行くと上の方は霧が出ていた。結構薄暗かったのだが、霧っぽい感じを出そうとプラス補正で撮ったら随分明るい感じになってしまった・・・。

ameno01.jpg

道端にはそろそろヒメヒオウギズイセンやオカトラノオも咲き始め、また一つ季節が前に進んだのを感じる・・・って言いながらこの写真には写ってないが(笑)

yamatosijimi01.jpg
チョウ目シジミチョウ科

そろそろ花期も終盤に差し掛かったヒメジョオンの上でヤマトシジミが食事中。普段はあまり近づけさせてくれない蝶なのだが、雨のせいなのかおとなしく撮影に応じてくれた。

OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 MACRO

ところで雨が降ると山の斜面には所々に霧というか小さな雲というか、白いものがまとわりつく。山頂にかけて雲が出来るのは山肌を駆け上った湿った空気が云々という理屈でわかるのだが、中途半端な場所に断片的に出来る小さなヤツは何なんだろう?

最近よく道端で目にするようになった南米原産の帰化植物なのだが、不思議な事に一目で帰化植物だと思ってしまうのは花の色のせいだろうか?

yanagihanagasa01.jpg
クマツヅラ科クマツヅラ属

以前UPしたアレチハナガサによく似ているがこちらの方が花付きが良く見た目に美しいと思う。

yanagihanagasa02.jpg

もっとも顕著な識別点は葉の形で、葉の基部が茎を抱き、対生する葉と接する。一度幅が狭くなった後再び広がる。というところのようだ。

あと一種類、良く似たダキバアレチハナガサというのがあるそうだが未だ見つけられていない。

OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 MACRO

シマツユクサ

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線路脇のアジサイに惹かれて草むらに踏み込んだら足元には沢山のシマツユクサが咲いていた。

simatuyukusa01.jpg
ツユクサ科ツユクサ属
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

子供の頃、ツユクサはよく見かけたがこの花は見たことが無かった。最近増え始めた帰化植物なのかな?と以前は思っていたのだが・・・。

このシマツユクサは帰化植物ではないようだが分布しているのが九州南部以南ということで、子供の頃住んでいた岡山県で見かけなかったのは当然なのであった。

だが、そう知って以降も見る度になんとなく帰化植物っぽいな~と思ってしまうのは最初見たときに頭の中で帰化植物のほうへ分類してしまったからなのかも知れない。第一印象は後々まで影響するようだ。

チョウトンボの羽化の記事でも書いたがこの世は不思議で出来ている。
まあ、不思議にも色んなレベルがあるわけだが。

inu01.jpg
RICOH Caplio GX8

よく犬を乗せて走っている車を見かけるが、大型犬から小型犬までだいたいが窓から顔を出して前方を見据えているようだ。これは、すべての犬がそうするものなのか、窓から顔を出さない犬より顔を出す犬のほうが目立つからそう見えるだけなのか?

以前たまたま目にした質問掲示板の類いで「何故顔を出して前を見るのか?」という疑問を出した方がいて、それに対して複数の回答者が答えていたようなのでやはり多くの犬がこういった行動を取るものらしい。

で、そのときの回答者の意見は、まあ犬の習性と絡めて色々書かれていたが結局のところ「犬じゃないからわからん」という素晴らしい回答だったように記憶している(笑)

こういった「どうでもいいけど気になる」不思議は沢山ある。

しかしTVの国会中継で法案の審議をしているのを見たことが無い」というのは果たして「どうでもいい不思議」なのかどうか・・・ちょっと自信がない(笑)

東北まで梅雨入りしたとニュースで聞いたのは昨日だったろうか?鹿児島も梅雨らしい天気が続いている今日この頃である。

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オオキンケイギクもノアザミもすっかり盛りの時期を過ぎてしまってポツリポツリと見かける程度になってしまった。名残を惜しんでアジサイを背景に一枚。

katabami02.jpg

虫食いのカタバミ.。雨の日は元気なくうなだれている。彼らの属性はやはり「晴れ」だ。

hoteiaoi03.jpg

もともと水の上に咲くホテイアオイは雨でも意に介することなく元気に咲いている。

ajisai6.jpg

アジサイも雨が似合う花だが、ほとんど装飾花ばかりにされたセイヨウアジサイは大雨が降ると花序が重たくなって倒れてしまっているのを良く見かける。大きすぎるのも考え物だ。

OLYMPUS E-1
TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)

夜明けを待つ

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薄明の水辺では昨夜羽化したばかりのネキトンボが夜明けを待っていた。朝露に濡れた翅が乾けば待ちに待った大空へと飛び立っていくのだ。

nekitombo01.jpg
トンボ目トンボ科アカネ属
Canon EOS 20D / EF50mm F2.5 COMPACT MACRO

水中から大空へ。どうすればそんな進化を遂げる事ができるのか考えるほどに不思議でしかたない。まったくもって世界は不思議で出来ている。

ところでトンボが沢山いる場所ではやぶ蚊に刺されることがほとんど無いようだ。
棒の先にとまったトンボをマクロレンズで狙っていると不意に飛び立ち、蚊などを咥えて戻ってくる事があるのだが、思ったよりも遠くの蚊でも目ざとく見つけて捕獲するのには感心する。まさに超高性能蚊取りマシーンだ。

部屋の中に2,3匹トンボがいれば蚊取り機は要らないな、なんて思うがパタパタ飛び回られてもうっとおしいか。

毎年この時期になると田んぼの上やその周辺を群れをなしてトンボが飛ぶ。これは何トンボだろう?と気になっていたのだが、延々と飛び続けるので充分な倍率で、かつピントの合った写真をとるのはいささか難事だ。

というわけで一頭捕虫網で捕まえて調べて見たところウスバキトンボという種類のようだ。

usubakitombo01.jpg
Canon EOS D60
SIGMA 18-50mm F3.5-5.6 DC

ほぼ日本全土で見られる最もポピュラーなトンボなのだが、南西諸島より北の地域では越冬できないそうなのだ。また、異様に成長が早くて1ケ月半で世代を繰り返すのだとか。

つまり毎年南の島から渡ってきたものが世代を重ねながら数を増やして全国的に拡がっていくのだが、冬には全部死んでしまうというのだ。

なんとまあ・・・あんなに沢山のトンボたちがこれほどはかない存在だったとは思いもしなかった。
やがて冬が来ることを知ってか知らずか、今日もウスバキトンボは北へと拡がっていくのだろう。いったい何のために?

でも、時間の尺度こそ違うが人間だって似たようなものか・・・。世代を重ねたその先に何が待っているのか誰にも判らないのだから。

usubakitombo02.jpg
トンボ目トンボ科ウスバキトンボ属
OLYMPUS E-1
TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)

ところで、ずっと飛び続けだと思っていたが良く見ると時々草にとまって休んでいるものもいた。水辺で縄張りを張っている他のトンボのように一度飛び立ってもまた元の場所に戻ってくるという事はないようだが。

睨まれた

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草の葉の上にアマガエル。
そっと近づきながらシャッターを切る。

amagaeru01.jpg

さらに近づいてシャッターを切ろうとした瞬間

amagaeru02.jpg

ギョロリとこちらを睨むカエル君。
こ、こわっ!
暢気に見えるアマガエルの隠れた一面を見た気がした(笑)

Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

無限の食欲

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昨夜はサッカーを観てからブログを書こうと思っていたのだが、まさかあんな負け方をするとは・・・なんだか頭の中がモヤモヤしてしまってそのまま寝てしまった。少なくともクロアチア戦まではこのモヤモヤは続くのだろう。

別に普段からサッカー観戦大好きというわけでもなくWCくらいしか観ないのだが、その程度の私のような人間にまで文句を言われてしまうのだから代表選手というのも大変だ・・・。

hoteiaoi02.jpg
ミズアオイ科ミズアオイ属

正円池のホテイアオイが満開である。去年よりビッシリと咲いているように見えるのは風向きのせいだろうか?例によって池のほとりのアジサイの枝をむしるオバサンやカメラ片手のオジサンが入れ代わり立ち代わりやって来るなか黙々とホテイアオイとトンボの撮影をしていたのだが、そこへやってきた若いアベックの会話に思わず吹き出してしまった。

男「あっ、亀だ、亀がいる」
女「あ~ほんとだ~。ねぇねぇ、あれってたべられるかなぁ?」
男「え?」

おいおい、喰っちゃうのかヨ!

うーん、今まで公園の池の亀に対して食欲を表明した人物を私は存じ上げないのだが・・・。

いや待てよ?ひょっとしたら言うかも知れない人物に心当たりが無いでもないな。しかしその人も女性だなあ。やはり女性の方が生存能力が高いという事なのかもしれない。何でも喰って生き延びてやる!みたいな。

aobitaitombo01.jpg
トンボ目トンボ科アオビタイトンボ属

トンボはアオビタイトンボ。さすがにトンボに対して食欲を表明する人に遭うことはしばらくは無いだろうと思うのだが・・・。

Canon EOS 20D
SIGMA APO TELE MACRO 400mm F5.6 HSM

トンボの羽化を見たくて何度か夜中に訪れて見たものの空振り続きだったスイレン池。今日は何頭か羽化するんじゃないかというヤゴが出てきているのを見つけてマークしていたのだが待てど暮らせど羽化する気配を見せない。ライトを当てたのが良くなかったのだろうか?

根負けして帰ろうかと思っていたところ、マークしていなかった場所で羽化が始まっていたのを見つける。その時点では既に上半身が出終わって逆さにぶら下がっている状態だった。


やがて足が固まったのか、起き上がって抜け殻にとまって翅を伸ばし始める。およそ30分ほどでみるみる翅を伸ばしたのがこの写真の状況だ。まだ白っぽい体色だがこれから徐々に黒っぽくなっていく。

uka03.jpg
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM
SIGMA EM-140DG / EF500 DG super

ときどき翅が伸びきらず、ヨレヨレの状態になっているトンボもいるのだがこの個体は無事に翅を伸ばせたようでひと安心。

しかし、この抜け殻の中にこの成虫が入っていたのかと思うと実に不思議だ。それも蝶などのようにサナギの期間を経ずに羽化するのだから・・・いったいどういう仕組みになっているのだろう?

uka02.jpg
RICOH Caplio GX8
Nikon SPEEDLIGHT SB-30

こちらは羽化現場を見損なったシオカラトンボ。

羽化直後のトンボ、あるいは羽化しているトンボを見たくて都市農業センターのスイレン池を早朝に訪れて見た。

イトトンボの類は早朝から午前中にかけて羽化するらしい。普段から抜け殻がスイレンの葉の上に残っているのを見ていたのでそこを重点的に探して見たのだがサッパリ見つからない。昨夜の雨で羽化をとりやめたのだろうか?

一回りして見てふと視点を変えてみると岸辺の草やら竹竿に羽化したばかりのチョウトンボがいるのに気がついた。何時ごろ羽化したのだろう?中にはたった今羽化したばかりに見えるヤツもいるのだが。

一人先客がいて彼もやはりトンボを撮っていたようだったので声を掛けて見た。トンボ写真コンテスト狙いで撮っている彼は、「いい絵」を撮るために羽化したばかりのまだ飛べないトンボをスイレンの花の上に動かして撮ったと言う。

あぁ、それでか・・・。何箇所かでチョウトンボがスイレンの花の上に止まっていたのだが、近くに抜け殻が見当たらなかったり抜け殻がひっくり返っていたりして不思議に思っていたのだ。

uka01.jpg
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

これがその現場写真だ。ヤゴが花びらの上にいるはずが無い。そもそも花は夜は閉じているのだ。しかもしっかりしがみついているはずの抜け殻がひっくり返っている。トンボ初心者の私でも不自然だと思うこの状況・・・トンボの専門家が審査するコンテストで通用するはずはないのだが・・・。

同じようにスイレン池にトンボを撮りに来ていても彼と私では撮りたいものが全く違うようだ。

強風

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梅雨に入ったもののあまり雨の降らなかった今年の鹿児島だが、今日は断続的な雨。雨に濡れたアジサイを撮れると思って前回撮ったのと同じ場所へ寄ってみると・・・どうもここは風の抜け道のようになっていてただでさえ強い風が輪を掛けて強くなっていた。

ajisai5.jpg
OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 MACRO

手前のコスモスが哀れなほど風に振り回されていた。今年は風が強い日が多いような気がするのだが・・・気のせいかな?

鹿児島市都市農業センターのスイレンが見頃を迎えている。2週間ほど前に来た時にはまだサッパリだったのだが、今は次々と咲いて花の色も初々しくて撮る気をそそる。

suiren02.jpg
OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5

次々と見物客が訪れるなか、どうも車上狙いの被害に遭われた方がいたようだ。その時私ともう一組撮影中のカメラマンがいたのだが生憎と撮影に集中していたため背後で起こった事件にはまるで気付かなかった。この場所は田舎っぽく見えるし通りかかる車も少ないから油断したのだろうが、常習犯にとってはイイ狙いどころなのかもしれない。まったく油断も隙もあったもんじゃないな・・・。

さて、このスイレンや大賀ハスの植えられている池はトンボも沢山見ることが出来る。識別できただけでもギンヤンマ、ハネビロトンボ、チョウトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、キイトトンボ、クロイトトンボと賑やかだ。このところトンボにはまっている私としては非常に嬉しい撮影場所だったりする。先の3種類のトンボなどずっと休み無く飛びつづけているようで、タフだなあと思う一方ちっとは止まっているところを撮らせてくれよ!と思うのだが(笑)

ランデブー

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このところ一気に気温が上がって、既に日中はTシャツ一枚でも汗ばむようになってきた。ついこの間までは長袖シャツを着ていたのだが。まったく、鹿児島はいつの間にか夏になる。一年の半分が夏だといっても間違いではないかもしれない。

いつもの公園一帯ではヒメジョオンの花が今を盛りと咲き誇っている。いつもならベニシジミやアゲハなどの蝶が盛んに吸蜜にやってくるはずなのだが・・・なぜだか今年はまだ数が少ないようだ。

だが、ふと見るとヒメジョオンの間を小さなハナアブの仲間が合体状態で飛んでいた。ヒメヒラタアブの仲間だと思われるのだが正確なところはわからない。

rendezvous.jpg
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM
SIGMA EM-140DG

ゆっくりとホバリングしながらのランデブー。下のアブは羽ばたけないので上のオス(?)が2匹分の体重を支えて飛んでいるみたいだ。そのせいかあまり機動性が高くないので撮影は楽と思われたが中途半端な高さを飛ぶものだから追いかけるのが大変だった(笑)

ひとしきり撮影させてもらったあと、低い視線からヒメジョオンの頭花の裏側を見ると結構あちこちでアブの類いがクモの待ち伏せに遭ってやられている。新しい命をつなぐ者あれば他の糧となる者もあり。うーん、まさに野生の王国だ。

いつの間にやらアメリカフウロの蒴果がすっかり弾けていた。

amerikahuuro01.jpg

秋に咲くゲンノショウコの蒴果とそっくりなのだが、一回り小ぶり。花は較ぶべくもないほど小さくて地味だ。

amerikahuuro02.jpg
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

実はアメリカフウロが一番きれいだと思えるのはこの2枚の写真の中間の時期だったりする。花の後、葉や蒴果が朱に色づいて良く目立つのだ。

まだどこかに残っているかな?見つけたらそのうちUPしたい。

あちこちでアジサイの花が咲き始めている。
最終的にブルーになるアジサイも咲き始めの頃はクリーム色だったりそれがピンクに色づいていたり、ブルーに変わる一歩手前の赤紫だったりと色とりどり。

ajisai4.jpg
Canon EOS 20D / EF70-200mm F2.8L USM

この辺りの畑には作物以外の花なども片隅に植えられていて目を楽しませてくれるのだがこれはただ楽しむためだけに植えているものではないようだ。

鹿児島の人はお墓に花を欠かさないのが当たり前で、田舎の墓地はいつみても沢山の花で飾られている。それを欠かす事は「恥」なのだそうだ。

その花をすべて花屋で買うとなれば大変な出費だ。だから農家などではお供え用の花も畑で育てているということなのだろう。実際季節ごとに畑で見かける花とお墓に供えられている花は同じだったりする。

そのおかげで私もこうして写真が撮らせてもらえる。鹿児島の素晴らしい文化に感謝。

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