いじってんじゃねーよ・・・

羽化直後のトンボ、あるいは羽化しているトンボを見たくて都市農業センターのスイレン池を早朝に訪れて見た。
イトトンボの類は早朝から午前中にかけて羽化するらしい。普段から抜け殻がスイレンの葉の上に残っているのを見ていたのでそこを重点的に探して見たのだがサッパリ見つからない。昨夜の雨で羽化をとりやめたのだろうか?
一回りして見てふと視点を変えてみると岸辺の草やら竹竿に羽化したばかりのチョウトンボがいるのに気がついた。何時ごろ羽化したのだろう?中にはたった今羽化したばかりに見えるヤツもいるのだが。
一人先客がいて彼もやはりトンボを撮っていたようだったので声を掛けて見た。トンボ写真コンテスト狙いで撮っている彼は、「いい絵」を撮るために羽化したばかりのまだ飛べないトンボをスイレンの花の上に動かして撮ったと言う。
あぁ、それでか・・・。何箇所かでチョウトンボがスイレンの花の上に止まっていたのだが、近くに抜け殻が見当たらなかったり抜け殻がひっくり返っていたりして不思議に思っていたのだ。

uka01.jpg
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

これがその現場写真だ。ヤゴが花びらの上にいるはずが無い。そもそも花は夜は閉じているのだ。しかもしっかりしがみついているはずの抜け殻がひっくり返っている。トンボ初心者の私でも不自然だと思うこの状況・・・トンボの専門家が審査するコンテストで通用するはずはないのだが・・・。
同じようにスイレン池にトンボを撮りに来ていても彼と私では撮りたいものが全く違うようだ。

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