ウスバキトンボ 毎年この時期になると田んぼの上やその周辺を群れをなしてトンボが飛ぶ。これは何トンボだろう?と気になっていたのだが、延々と飛び続けるので充分な倍率で、かつピントの合った写真をとるのはいささか難事だ。 というわけで一頭捕虫網で捕まえて調べて見たところウスバキトンボという種類のようだ。 Canon EOS D60SIGMA 18-50mm F3.5-5.6 DC ほぼ日本全土で見られる最もポピュラーなトンボなのだが、南西諸島より北の地域では越冬できないそうなのだ。また、異様に成長が早くて1ケ月半で世代を繰り返すのだとか。 つまり毎年南の島から渡ってきたものが世代を重ねながら数を増やして全国的に拡がっていくのだが、冬には全部死んでしまうというのだ。 なんとまあ・・・あんなに沢山のトンボたちがこれほどはかない存在だったとは思いもしなかった。 やがて冬が来ることを知ってか知らずか、今日もウスバキトンボは北へと拡がっていくのだろう。いったい何のために? でも、時間の尺度こそ違うが人間だって似たようなものか・・・。世代を重ねたその先に何が待っているのか誰にも判らないのだから。 トンボ目トンボ科ウスバキトンボ属 OLYMPUS E-1TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B) ところで、ずっと飛び続けだと思っていたが良く見ると時々草にとまって休んでいるものもいた。水辺で縄張りを張っている他のトンボのように一度飛び立ってもまた元の場所に戻ってくるという事はないようだが。 投稿ナビゲーション 睨まれた夜明けを待つ コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目ですコメント * 名前 * メール * サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 上に表示された文字を入力してください。